皆さまこんにちは!Yumilinです。
先週は豪雨の日が何日もあり、九州北部に大きな被害がでました。皆さまの地域の被害は大丈夫でしたでしょうか?
確か前回のブログでは降水量が少なく、水不足を心配した内容を書いていましたが、それからこんなことになるとは、全く想像もしておりませんでした。梅雨明けまでもう少しでしょうか・・・どうぞ皆さまもお気をつけくださいm(_ _)m
今回のブログは何を書こうかなぁ・・・と愛読している「全ドラ新聞」(2017年6月20日号)を読んでいました。
以前から、時々興味深いコメントを書かれ、面白い記事だなあ・・・と感じていた方がおられました。特に今回のお話は今までにないほど心を打たれたので、皆さまにもご紹介させていただきたいと思います。
京都で染色補正業専門店をなさっている、『なをし屋』代表 栗田裕史さん。
この方は全ドラ新聞に定期的にコラムを書かれている方です。今回のタイトルは『「コワくない職人」を自称する理由』というものでした。
すべての方ではありませんが、職人さんはご自分の長年の経験から、強いポリシーを持っておられるので、私も少々コワいかも・・・と少々感じておりました。初対面だけですけどね。顔なじみになれれば、とっても親身になって助けてくれるので、その最初の壁を乗り越えるのが勇気がいります(-“-;A
さて話を戻しますが・・・
この栗田さん、ご自身のサイトやツイッターで”コワくない職人”というキャッチフレーズを使われているそうですが、その理由は、栗田さんご自身も数多くの職人の悪評を見聞きしたことがあり、そういう職人と区別してもらいたいという気持ちからだそうです。
えーそんなに??と思われるかもしれませんが、結構よくある話みたいです・・・。
例えば、栗田さんのもとにメールを送られたあるお客様は、今まで出会った職人さんが怖い人ばかりだったので、一種の「職人恐怖症」になってしまったそうですが、栗田さんのサイトかツイッターの”コワくない職人”というフレーズに「この人は怖くないかも・・・」と興味を持ち連絡されたそうです。
他にも「クレームを言ったわけではなく、分からないことを聞いただけなのに、あからさまに不機嫌な態度で応対された」などなど、実際に見られる実態についても栗田さんはおっしゃっていました。
栗田さんも職人さんの一人なので、知らず知らずのうちにとはいえ、職人としてのプライドを履き違えて、お客さんに対して威圧的というか不快感を与えてしまうことのないよう、こんな座右の銘のような考えを持っておられるようです。
『職人は、誰かに求められてこそ、その存在意義がある』
栗田さんは「どんなに優れた技術を持っていても、どんなに歴史ある家柄であっても、「誰か」が求めてくれなければ職人は消えてしまう。「誰か」のおかげで好きで誇りに思える仕事を続けられて、暮らしていけるということを決して忘れない気持ちが大切だと思う。」という言葉で話を結んでいました。
この記事は職人さん向けに書かれていますが、一人の人間としても大事なことだなぁ・・・と、とても考えさせられました。
やっぱり、誰かから必要とされているって感じられることって、職人さんじゃなくても必要なことですし、なによりもうれしいですよね。